先月、Journal of Clinical Oncology誌に、ヘリコバクターピロリ感染が大腸癌発生率・死亡率を上げる可能性があるという論文が掲載されました。
<論文の内容>
・ピロリ菌感染がないグループと比べて、感染があるグループでは大腸癌発症リスクか18%と高く、
死亡リスクは12%高かった
・ピロリ菌の除菌治療を受けたグループに比べ治療を受けてないグループでは大腸癌発生リスクが23%高く、死亡リスクは40%高かった
ピロリ菌は胃癌のみならず、大腸癌にも影響している可能性があるようです。まず、ピロリ菌感染の確認をすることが大切です。
ピロリ菌感染があった方は、定期的な胃カメラ・大腸カメラを受けることをお勧めします。